ドラスチックな状況転換が進行中。
先週末のイエレン発言の余波が続いています。
米国株が上昇して下がらないのは良いとして、
為替が円高に振れたのは日経平均への「冷や水」です。
日経先物ナイトでも海外市場でも、
なんとか「2万円ライン」は死守されていますが、
この先どうなるのかは不透明観がつきまといます。
一応、ここから上昇するシナリオはまだあります。
安倍政権としてはこの夏、
先の通常国会での「いろいろ」を国民が忘れた頃、
内閣改造とそれに絡む「玉」による株価上昇で、
逆風ムードを和らげ、反転攻勢に出たいところです。
というよりそれをやらねば政権が終わるため、
改造内閣の青写真と同時に「玉」の検討がなされており、
なかにはそれなりに「期待」してよいものもあります。
そうしたもののいくつかが効果的に出されれば、
日経平均は「ふわりと軽くなる」ような恰好で、
「2万円ライン」を超えて上昇する可能性は、
やはりあるのではないでしょうか。
ただし、そんな「上昇のワンチャンス」があるとはいえ、
内外の情勢は驚くほど激動しつつあることは、
前号メルマガ(第169号:7月16日)に書いた通りです。
朝鮮半島情勢は表面上、進展がないように見えて、
大変にドラスチックな状況転換が進行中と聞きます。
また、内閣支持率が3割を切り、
自民党支持率とあわせて51ポイントしかないという、
時事通信の世論調査はショッキングでしたが、
あの結果が出る前からすでに、
政権中枢、そして、与党内、野党側の対抗勢力も、
年末から来年にかけてを見据え、動き出しています。
今、日本市場は参加者不在の閑散相場が続いており、
ほとんど死んだように値動きがない状況ですが、
こういう時に内外で「あっ」と驚く事態が発生すれば、
株価というのは想定外に大きく動くものです。
注意を怠って中途半端なポジションをとっていれば、
意外な大打撃をこうむる恐れがありますので、
自分の頭の中を「バカンス・モード」にしないよう、
引き続き注意を要する状況であると思います。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第167号:7月2日発行、第168号:7月9日発行、第169号)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す