日米の株価「異常」。
(本日も都合により短めに)
6月最初の日は200円の上昇。
寄り付き直後に強烈な買いが入り、
終日にわたって19800円台が維持されました。
ドル円は110~111円台をうろうろしており、
決して円安に振れたわけではありませんし、
国内に特段の買い材料が出たわけでもなく、
誰かが何かの意図で買ってきたようにみえますが、
その「ぶちかまし」が功を奏して上昇に転じました。
この「意外な上昇」には驚きが広がりましたが、
本来なら日経平均はもっと高い位置にあっても、
ちっともおかしくないわけで、
低い位置で膠着していたほうが「異常」ともいえます。
また、米国の株式市場も上昇。
NYダウは最高値を更新しました。
トランプ政権の先行きは依然として不透明で、
世界中の制止を振り切ってパリ協定を離脱したり、
意味不明の単語をつぶやいてみせたりして、
ほとほと手を焼かされる状況ですが、
しかし、前政権が積み上げた遺産などもあって、
経済は強すぎるくらい強く、指標は良好です。
本来なら経済の「引き締め」を議論すべき頃なのに、
政権からはそうした話が全く聞こえて来ません。
今後、トランプ大統領の弾劾が成立するにしても、
そのプロセスには一定の時間がかかると思われ、
こうしたことも米国株の「異常」の要因となり、
経済サイクルからの逸脱を招いているようです。
考えてみれば、日本にせよ、米国にせよ、
歴史上経験のないような「異常」な事態が、
政治状況にも外部環境にもずっと続いていますから、
「異常」な株価が演出されても不思議ではありませんが、
「異常」なものはやがて「正常」へと「修正」され、
株価位置はしかるべきところに落ち着くものです。
そうした「修正」が起きそうな時期、要因、きっかけ、
そしてあるべき株価位置などについて、
次号メルマガ(第163号:6月4日)で分析します。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第159号:5月7日発行、第160号:5月14日発行、第161号:5月21日発行、第162号:5月28日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す