「トランプ・バブル」の「おこぼれ」に「期待」。
首脳会談の結果に安堵する声が広がっています。
就任前後からトランプ氏が口走っていた日本批判は、
いずれも、米国から言われる筋ではないような、
「いちゃもん」に近い内容でしたが、
しかし、トランプ氏が本気でそれをやろうとすれば、
日本政府、日銀、日本経済が「突然死」する恐れもありました。
安倍総理がトランプ大統領を懐柔し、丸め込み、
トランプ砲の直撃をかわせたのは安心材料です。
安全保障では「満額回答」を勝ち取り、
経済面でも合格ラインを超える内容を、
トランプ政権から引き出したといえるでしょう。
無論、前号メルマガ(第147号:2月12日)に書いたように、
ここに至るまでの日本側の代償は極めて大きいものがあり、
また、あまりにトランプ氏と接近し過ぎることも、
ひとつの政治的、経済的リスクといえなくもありません。
今回、安倍総理の極めて大胆で徹底した恭順ぶりは、
世界中を驚かせており、各地で大きく報じられましたが、
米政権からの賞賛と同時に各方面からの軽蔑も招いています。
そうまでして勝ち取ったトランプ政権からの好待遇です。
米国市場はだんだん熱狂の様相を呈しており、
「トランプ・バブル」の兆しが随所に芽生えていますが、
なんとか日本経済にもその「おこぼれ」を頂戴できれば、
アベノミクスも息を吹き返す可能性はあります。
さて。マーケットが首脳会談をどう評価するか。
今週の相場は今後を占ううえで非常に重要といえます。
実際、最初の「超荒波」はなんとかかわせましたが、
荒波、そして「超荒波」は今後も連続してやってきます。
春先にはまたひと波乱の芽が出てきそうですので、
2月のうちにどこまで日経平均が上昇できるかは、
安倍政権としては大いに気になるところかと思います。
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