「5月のクライマックス」。
昨日の日経平均は終値で16600円を回復。
前号メルマガ(第108号:5月15日発行)に書いた通り、
このラインをクリアするのは「当たり前」の話であり、
これを下回ったら「何かヘン」なのです。
(すなわち、「アベノミクス相場」が終焉し、
新しい別の相場に移行する可能性を示します)
ナイトセッションでは一時16800円に迫る上昇をしましたが、
NY市場の大反落でやや冷や水を浴びせられた形となり、
ふたたび16600円前後まで押し戻されてはいます。
このラインを維持し、本格的な上昇に移行するかどうかは、
今日発表される1-3月期のGDP速報を受け、
政府・日銀がどう動くかで決まると思われます。
国会等で繰り返されてきた日本政府の「公式見解」では、
まだ消費増税の延期や凍結が必要な状況ではないといいます。
しかし、メディア等にリークされた政権側の「非公式見解」は、
内外それぞれの要因で経済の先行きを不安視しており、
増税凍結はもちろん、それ以上の「玉」が必要とされます。
この、オモテとウラの「見解」がふたつ同時に流されている現状が、
今日のGDP速報でどちらかに収斂されるわけです。
これを受けて政府・日銀のリアクションが決まるとみられます。
指標ばかりは出てみるまでわかりませんし、
出された指標に「市場がどう反応するか」はもっとわかりませんが、
当面の焦点は、「政府・日銀がどう対応するか」です。
あえてセンセーショナルな言葉を使うならば、
今日のGDP速報値は「アベノミクス3年間の通信簿」といえます。
さて。運命の時。本当の分水嶺。
良い数値が出るか、悪い数値が出るか。
4月末から何度も予想外のショックで水を差されてしまい、
株価位置こそ、イマイチな状況で迎えることとなりましたが、
のるかそるかの分水嶺であることは以前からの見立て通りです。
日本経済、日本市場の今後が決まるという意味において、
まさに、「5月のクライマックス」。
当面の株価位置の見立ては前号メルマガに書いた通りですが、
今日の指標を受けての政権側の反応、永田町の動きをまとめて、
「次の展開」のシナリオと戦略について、
次号メルマガ(第109号:5月22日発行)で分析してみたいと思います。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第106号:5月1日発行、第107号:5月8日発行、第108号:5月15日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す