日経平均は「17600円」を記録して後、やや下げ。

NYダウも「18000ドル」に達した後、膠着状態です。

どちらも、中央銀行の決定待ちです。

米国は利上げ先送りが濃厚とみられ、

決定よりその後のイエレン議長の発言に注目が集まりますが、

日本のほうは「サプライズ」が「期待」(警戒?)されます。

特に、日本市場は明日の日銀決定会合の後、

そのまま連休に入りますので、

黒田総裁の決断次第で値動きのパターンが決まるとみられ、

個人投資家も含め、冷静に「その時」を待っているようです。

さて。黒田総裁はどう動くか。

早いもので、もう「4月相場」も終わりです。

メルマガで懸念した通り、最初は下げで始まった4月は、

その後半、「5月のクライマックス」に向けて駆け上がりました。

明日の日銀会合も短期的な値動きを考える上では、

かなり大きな要素ではありますが、

(黒田総裁の擁護ではなく)金融政策だけでは限界があり、

この点は安倍政権中枢も十分に理解しています。

「改憲カレンダー」を考える上では、

衆院選の「仕掛け時」と同様に、

経済政策の「玉」、それも永続する「玉」をいつ出すかで、

安倍総理が本懐を遂げるかどうかが決まります。

メディアはまだあまり気づいていないようですが、

金融政策や財政政策という「打ち上げ花火」でない、

もっと、本質的、実質的、決定的な「玉」を、

官邸は、この連休の間に練り上げるつもりのようです。

もっとも、本質的、実質的、決定的だからこそ、

党内外、霞が関からの抵抗も大きいであろうことは、

前号メルマガ(第105号:4月24日発行)を読まれた方は、

おそらく敏感にお気づきになったことと思います。

実際、その駆け引きはやはり熾烈であり、

最近は、政局がらみの剣呑な話もちらほら聞きます。

明日の日銀の決定内容も気になりますが、

「5月のクライマックス」の焦点はそちらですので、

本来、連休中はメルマガを休刊する約束のところを今回も変更し、

5月1日は第106号をお届けする予定です。

(ただし短縮バージョンになります)

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