なんて「不安」な世界。
日経平均は大反発。
やはり、円高が一服すると、「ど真ん中」付近には戻ります。
ここから先の上昇は政府・日銀の「玉」次第です。
安倍政権としては、今週末に発足する民進党に、
勢いがつかないうちに叩き伏せておきたい気持ちがあります。
「4月解散」の噂は永田町からほぼ消えたようですが、
4月は北海道と京都で衆院補選があり、
ここで野党に2勝させると後々、厄介になりますますので、
そろそろ本格的な株価上昇の「玉」を撃つべき時ではあります。
それにしても。
ベルギーのテロ事件には暗澹たる気持ちにさせられます。
犠牲者のご冥福をお祈りしながらニュースを見ていますが、
「次は我が国か」と世界中の人々が「不安」になっています。
5月に伊勢志摩サミットを開催する日本はまさに「当事者」です。
伊勢神宮のそばでのサミットは安倍総理本人の希望でしたが、
ISの作成したビデオに神社の映像があったりして、
国内の警備機関は最大限の警戒を強いられています。
しかし、厳重なテロ対策をやっていたフランスやベルギーでも、
次々とテロの犠牲者が出ることに衝撃を受けています。
「不安」なのはテロだけではありません。
北朝鮮の「万一の暴発」に備えて、首都の対空防御に余念がなく、
また、中国船が起こす、あちこちの国での体当たり事件を受けて、
伊勢志摩サミットでは「中国問題」を話し合いますが、
近隣にこうした「不安」な国家があるのは困ったものです。
昨年、世界中が株高局面を謳歌していた頃は、
こうした「不安」はほぼ影を潜めていましたが、
世界経済が下り坂になると、あちこちで問題が噴出します。
なんて「不安」な世界かと暗澹とした気持ちになりますが、
いずれにせよ、世界史が曲がり角に差し掛かっているのは、
どうも否定のできない事実のようです。
日経平均の値動きを考えるにあたっては、
4月や7月の「選挙」というファクターも重要で、
これに対する政府・日銀の「玉」の影響が気になりますが、
大きな資産形成のための長期ポートフォリオは、
もっと大きなスパンの流れを見渡す必要があります。
好景気やバブルの熱狂に浮かれて高値掴みをするか、
皆が不安におののいている時に底値で拾うかで、
結果は天と地ほども変わり、人生の勝ち負けが決まります。
人の不幸を願うわけでは決してありませんが、
この先、大きな「不安」があるということは、
富を作る大きなチャンスがやってくるということでもあります。
いろいろと新たな材料が浮上していますので、
この話は、次号メルマガ(第101号:3月27日発行)でも触れます。
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