注目の「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は、

わずか0.4%差という非常な僅差で否決。

前号メルマガに書いた「永田町情報」のとおり、

橋下維新があと一歩で逆転というところまで迫っていましたが、

最後の最後で及びませんでした。

しかし、0.4%差だろうが、10%差だろうが、負けは負けです。

これにて7年半続いた「橋下劇場」は終幕。

そして、石原慎太郎、渡辺善美、橋下徹という、

3人の「トリック・スター」がすべて政治生命を失うことで、

この6年ほど一定の勢力を保った「第3極」は消滅に向かいます。

今回、橋下維新が勝っていれば、中央政界の様子はガラリと変わり、

日本の経済全体にもドラスチックな改革旋風が吹いたはずですが、

それもなくなった今、今後は、自民党の一強状態が確立されつつ、

政権内で公明党、対決相手としての共産党との駆け引きになります。

日本は劇的に変わる国ではなく、漸進的な変化の国になります。

そして、「小さな政府」の路線は大きく後退し、

じわりじわりと「大きな政府」の様相を濃くしていくでしょう。

このあたりの詳しい見立てと、予想される長期の経済シナリオは、

また、次号メルマガ(第57号:5月24日発行)で。

この秋にかけて、私が注目していくのは、政権与党内の力関係です。

安倍政権としても「改憲のキーマン」橋下氏の喪失は痛手です。

自民党内にも安倍政権の改憲路線への危惧は静かに、強くあります。

もし、政治要因での「9月波乱」が起きるとすれば、

ここ数週間のうちにその兆候が出るはずですので、

当面、よくウォッチしてまいりたいと思います。

直近の相場のことに関して言えば、海外の波乱要因はまだ、

何ひとつとして解決していませんので、

日経平均にもまだ警戒感は残り続けるでしょうが、

前号メルマガ(第56号:5月17日発行)で詳しく書いたように、

巨大な「地下のマグマ」が噴火のタイミングを待っています。

「熱い夏」は近いような気がしておりますが、

いずれにしても全て政策要因待ちです。

このあたりも詳しいことはまた、次号メルマガで。

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