(午前0時の更新です)

一発の銃声で世界史が転回することは多々あります。

もしかしたら、先週のコックス議員殺害事件も、

英国をEUに留めた銃声として記録されるかもしれません。

その歴史的意義はともかく、あまりにも痛ましい犠牲でした。

英国では事件の衝撃で残留派が離脱派を上回ったといいますが、

いずれにせよ、その差はまだわずかとみられており、

要人発言ひとつ、当日の天候次第でどう転ぶかわかりません。

ブレグジットこと英国のEU離脱を問う国民投票は、

いよいよ今週の木曜日、23日です。

日本ではその前日、22日に参院選が公示されます。

参院選は、そう大きなサプライズは起こりづらいですが、

しかし、10議席程度は選挙戦次第でどうにも転びます。

政権支持率は高止まりしていますが、

選挙区では与野党が互角のところがいくつもあります。

今回の参院選は、事前予測から数議席程度が動くだけで、

日本の未来に天と地ほどの違いが出かねないことは、

前号メルマガ(第113号:6月19日発行)に書いた通りです。

まさに、世界と日本にとって「運命の週」。

参院選の結果が出るのは3週間先ですが、

ブレグジットの結果は23日には出ます。

離脱でも残留でも相場は大きく動きそうですので、

今から身構えておられる方も多いでしょう。

さて、どうなるか。

いずれの結果になるにせよ、投資において重要なのは、

次の3つの事柄しかありません。

1つ目は「損をしない」

2つ目は「損をしない」

そして3つ目は「1つ目と2つ目を守る」ということ。

(by ウォーレン・バフェット)

英国も日本も政治要因がどうなるかの正確な予測は、

神様以外には不可能です。

前号メルマガでエントリー戦略を考察しましたが、

とにもかくにも「欲」と「恐怖」で身を滅ぼさぬよう。

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