「3月相場」は何に注意すべきか。
先週の日経平均は大幅に下落。
トランプ政権が攪乱要因となり、
世界経済に不安を広げる様子を、
前号メルマガ(第567号:3月2日)で、
分析しているところでありますが、
「関税」砲の標的はさらに広がり、
地政学リスクへの対処の点でも、
同盟国の間に亀裂を広げています。
1月の半ばころまでに存在した、
「トランプ・ラリー」の熱狂が、
すっかり反転しつつあるようで、
期待が剥落して失望になるぶん、
ここから先の株式市場にとって、
マイナスに作用しかねないのは、
気がかりなことではあります。
日本国内は衆院の予算通過で、
石破政権がひと息つけそうですが、
市場参加者の多くにとっては、
これまた期待が剥落していき、
失望にかわるプロセスといえます。
これらの新しい要素を織り込み、
「3月相場」がどう動くのかを、
見極めていく必要があります。
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