「市場の安定」と「正常化」の両立は成功するのか。
昨日の日経平均は続伸。
日米の金融政策の決定を前に、
様子見の状況となっていますが、
先週の下げが大きかったぶんだけ、
リバウンドが続いた格好であります。
日銀が「利上げ」するかどうかが、
市場参加者の最大の関心事です。
「利上げ」を求める政治的圧力と、
「利上げ」を躊躇する理由とを、
前号メルマガ（第536号：7月28日）で、
分析しているところでありますが、
政治の方からの圧力や介入もあり、
「利上げ」の下地を作る報道が、
いくつかなされているところです。
日銀が本格的に動くようであれば、
市場はまた動揺する可能性があり、
注意を要するところでありますが、
市場が動揺することそれ自体を、
日銀が警戒しているということも、
押さえておきたい要素ではあります。
市場の安定を最大限に確保しつつ、
金融政策を正常化させるという、
困難なミッションを成功させるべく、
日銀がどのような言葉を選び、
どのような決定をするのかを、
注目すべき一日であります。
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