「物価上昇」と「賃金上昇」と日銀の決断・配慮。
昨日の日経平均は続落。
いったん大きくリバウンドし、
3万9千円台を回復しましたが、
そこで買いが続くことはなく、
すぐにまた売りに押されて、
大幅に値を消して引けました。
春闘での満額回答が相次ぎ、
大手企業を中心に「賃上げ」が、
大きな流れとなっています。
前号メルマガ（第516号：3月10日）で、
日銀の決断について分析しましたが、
「物価上昇」と「賃金上昇」で、
日銀が「正常化」に踏み出す、
前提条件が整いつつあるといえます。
日銀周辺からの発信も相次いでおり、
早ければ来週の決定会合において、
「正常化」が決まる可能性が、
高まってきていることを受け、
市場参加者に様子見が広がり、
再上昇への機運が高まりません。
生成途上だった「バブル」には、
いったん「冷や水」となっており、
このまま調整局面に入っていくか、
そのまま潰れていく可能性も、
警戒されているところですが、
いずれにせよ日銀の決定と、
それに伴う市場への配慮で、
大きくシナリオが変わるため、
次号メルマガ（第517号：3月17日）で、
諸々の材料を整理して分析する予定です。
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