「バブル」の根本要因とそれが終わるとき。
先週の日経平均は極端な上昇をし、
35年前の「史上最高値」更新まで、
あと50円ほどのところまで迫り、
メディアを大いに沸かせています。
この株価位置が妥当かどうかは、
疑問が残るところでありますが、
株価が合理的かどうかなどを、
市場参加者が気にしなくなり、
「皆が買っている」とか、
「まだ上がるはず」とか、
そういう理由で買う人々が、
新たに参入してくるようなら、
どこまでも上昇し得るわけです。
合理的な判断の根拠もなく、
皆が熱狂して踊るような状況が、
つまりは「バブル」でありますが、
そのようになるかどうかという、
「入り口」にまで到達したのが、
今の日本市場の状況といえましょう。
ただ、なぜ、これが起きているのかを、
前号メルマガ(第513号:2月18日)で、
詳しく分析しているところですが、
逆にいえばこの現象の根本原因が、
ひとつふたつ消えてなくなったら、
「バブル」に冷や水が浴びせられ、
上昇の勢いは反転し得るわけです。
これから皆が踊り始めるかどうか、
今週以降、よく注目すべきですが、
どんなに楽しいパーティーでも、
いつか終わる時がくるものです。
「バブル」にどう処するのかは、
そうしたことも頭に入れておき、
常に冷静でありたいところです。
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