停戦「合意案」とFOMCと株式市場の今後。
【昨夜の大きな地震によって、
被害にあわれた方々に、
心よりお見舞いを申し上げます】
昨日の日経平均は大幅に続伸。
ウクライナの「中立化」など、
15項目の合意案が議題にのぼり、
停戦協議が続いていることは、
市場にとっては好材料です。
協議が妥結するかどうかは、
全く見通せないというものの、
停戦の可能性はゼロではなく、
何らかの進展があることへの、
期待が持続するわけですので、
株式市場での売りは後退して、
株価も戻り基調になっています。
米国のFOMCも冷静な反応で、
情勢変化に急激な対応はせず、
アナウンスされていた範囲内で、
粛々と利上げをするとしており、
これも大きな好材料といえます。
しかし、ウクライナ側は合意案を、
拒否する考えともされています。
ロシアの提案が一蹴された後、
それでも協議が続行するのか、
よく注意する必要がありますし、
決裂した後の露軍の攻撃が、
どのようなものになるのかは、
懸念材料として燻っています。
ただ、ロシアの国内事情に、
なんらかの異変が生じており、
今後予想される「総攻撃」を、
本当に断行できるかどうか、
よく注意する必要も出ており、
早期の決戦が不可能であるなら、
継戦能力が疑わしくなることも、
あわせて理解したいところです。
少なくとも協議が続行する限り、
戦線の膠着は続きそうですが、
これら戦況や政情の変化を踏まえ、
次号メルマガ(第413号:3月20日)で、
今後のシナリオを点検する予定です。
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