新たな「上昇圧力」と新たな「混乱」の要因。
先週の日経平均は上昇継続。
例の債務上限問題に絡んで、
米国の議会手続きを警戒して、
一度だけ大きく下げたものの、
下院、上院と可決されるにつけ、
株式市場は急上昇に転じています。
また米国の雇用統計においても、
2重のサプライズが発生して、
大きな上昇圧力を生んだことを、
前号メルマガ（第476号：6月4日）で、
点検しているところであります。
これは基本的に日経平均にも、
上昇圧力となって押し寄せそうで、
上値をどこまでとっていくのかが、
注目される展開と思われます。
もっとも、この上昇局面には、
いくつも「落とし穴」があり得るのも、
前号メルマガで確認しています。
米欧の動向も気がかりですが、
思わぬところに大きな混乱が、
発生する恐れがあるということも、
考慮に入れる必要があります。
上昇がしばらく続くにせよ、
むしろそれがゆえにこそ、
相場をめぐる情勢の変化には、
敏感でありたい局面であります。
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