「重要イベント」通過後の株価展望。
昨日の日経平均は小幅に反発。
大きく崩れるような材料もなく、
値動きに底堅さもありますし、
「稼ぐ力」がやや戻ったため、
株価位置は下げていますので、
上昇余地は増してはいますが、
重要イベントの前の様子見で、
上にも下にも手がかりがなく、
小幅の上昇にとどまりました。
そのFOMCは大方の予想通りに、
「利上げ」の幅が縮小され、
これといったサプライズも、
みられないまま過ぎています。
一応、「タカ派」姿勢が維持され、
年内の「利下げ」の可能性などは、
否定されているところですが、
米国経済は「軟着陸」に向けて、
スケジュールが進みつつあり、
米国株もプラス圏に浮上して、
取り引きを終えているようです。
もう少し上値があるという状況で、
重要イベントを通過したというのは、
日経平均の安心材料ではあります。
ただ、小康状態とはいっても、
足下では別の大きな不安が、
進行中なのは間違いありません。
米国の当局がうまくしのいで、
「軟着陸」に向かっていく一方、
日本を含む各国の苦境などが、
クローズアップされることも、
考えられるところであり、
手放しで喜べるかどうかは、
やはり疑問が残るところです。
次号メルマガ(第459号:2月5日)で、
このあたりもあらためて整理して、
今後の株価展望を分析する予定です。
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