停戦協議「進展」とマクロ指標と今後の株価展望。
昨日の日経平均は大幅に続伸。
買い戻しに勢いがついて、
2万6千円台の後半まで、
一気に上昇を遂げています。
停戦協議が進展していると、
双方が明かしていますが、
ウクライナ側の代表からは、
「数日のうちに停戦」という、
具体的な見通しも出てきました。
無論、露軍は「総攻撃」に向け、
態勢を立て直しつつあるため、
突如、軟化姿勢を示しているのは、
ちょっと気持ち悪くもありますが、
ロシア国内の異変なども考えると、
継戦能力に疑問が増しつつあり、
力押しがかなり困難な状況へと、
陥りつつあるのかもしれません。
いずれにせよ協議は続行しており、
株式市場を売り込もうとするには、
リスキーな状況であるといえます。
また、FOMCでの決定内容が、
アナウンス通りの引き締めとなり、
安心感からの買いも集まりました。
警戒感から売られたポジションは、
いったん巻き戻されています。
もっとも。
大きな暴落が発生した後に、
いくつか好材料が出た場合、
大きな買戻しがみられるのは、
いつものことだともいえます。
ロシアとウクライナの戦争が、
うまく停戦に至らない場合に、
何が起きるのかということは、
やはり考えておきたいですし、
仮に停戦が成立したとして、
全てが解決に向かうわけではなく、
戦争と「制裁」の悪い影響は、
長く残り続けそうであることは、
考えておきたいところです。
また、米国の「利上げ」は、
アナウンス通りでありますが、
引き締めは引き締めであり、
株高を狙ったものというより、
その逆の意図があることは、
理解しておきたいところです。
長期金利などにも影響して、
為替が大きく動いており、
マクロ指標も要注意ですが、
これが日本経済にどう影響し、
株価をどう動かしていくかも、
あわせて考えておきたいですので、
次号メルマガ(第413号:3月20日)で、
それらを詳しく整理、確認した上で、
今後のシナリオを分析する予定です。
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