「物価」、「雇用」、「6月の重要日程」と相場の展望。
昨日の日経平均は反落。
高値になると警戒の心理が広がって、
「戻り売り」に押されがちになるのは、
前号メルマガ（第369号：5月23日）で、
指摘していた通りではありますが、
売られたとしても値幅は限られ、
堅調な印象を受けるところです。
売買自体の意欲は低くはなく、
米国市場の好調ぶりなどを材料に、
買い圧力も強いという状況で、
5月相場を終えようとしています。
もっとも、その米国の好調ぶりは、
景気の回復が雇用状況にもあらわれ、
一段と先行きが明るくなっていますが、
「物価」と「雇用」が上向いた後に、
米国の当局が何を判断するかの点は、
あらかじめ考えておきたいところです。
また、日本の政界は国会での攻防から、
閉会前後とその後のイベントへと、
目線が移りつつあるところですが、
都議選にせよ東京五輪にせよ、
6月に直面することになる重要日程は、
薄氷の上を歩かざるを得ないような、
厳しいシナリオもあり得ますので、
それらが目先の株高モードに対して、
どのような影響を与えるかも含めて、
次号メルマガ（第371号：5月30日）で、
来月以降の相場展望を分析する予定です。
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