米国大統領選に伴う株価シナリオ。
昨日の日経平均は続落。
海外情勢の悪化と不透明さを受けて、
日本市場を下げ圧力が直撃しました。
ただ、海外市場の大きな下げに、
日本市場は冷静に対応しており、
売りが売りを呼ぶ展開にはならず、
依然として「様子見」が主流です。
商いが大きく膨らまないなかで、
日銀の買い支えが強く意識され、
さらに「３次補正」の話もあって、
下げ渋る動きもみえたことから、
日経平均の終値は86円安という、
比較的、小幅な下落で済んでいます。
北半球の新型コロナの再拡大が、
経済の大きな重石となっていますが、
来週に迫った米国の大統領選次第で、
「人類史上最大のバラ撒き」が発動し、
株価が上昇する可能性があることが、
強く期待されているという一方で、
選挙「後」の投開票の状況次第では、
米国史上かつてない大混乱が発生して、
金融市場を直撃するというリスクも、
強く意識され続けている状況です。
上にも下にもスリリングな材料が、
どちらが発動するかわからない今、
「休むも相場」を決め込むことは、
賢明な態度なのかもしれませんが、
泣いても笑っても選挙戦は来週まで。
すっきりとした結果が出るのか、
それとも大混乱に陥るのかが、
間もなく判明するのは確かですので、
それぞれの場合に何があり得るかを、
次号メルマガ（第341号：11月1日）で、
今一度、整理して分析する予定です。
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