「暴落の大発会」で始まった2020年。
大発会の日経平均は大きく下落。
一時、500円超の下げ幅を記録しました。
米国とイランは表向きでは、
「戦争はしない」と言っており、
これが市場のパニックを防いでいるのは、
安心材料として評価されましょうが、
激しい威嚇合戦を続けていますし、
民兵組織の小規模な戦闘を、
双方が展開し始めていることもあり、
全く予断を許さないところです。
前号メルマガ(第298号:1月5日)で、
両国の選択肢を分析したところですが、
ソレイマニ司令官の裳が明けて後、
イランがどんな「報復」をするのか、
それに対して米国がどんなふうに応じ、
事態を収拾しようとするかなど、
現時点で全く読めない要素に、
今後の市場は大きく左右されます。
また、イランが核合意を完全に放棄して、
フルスピードで核開発を進めることで、
イスラエルやサウジを恐怖させたり、
ロシアや中国などがイランを支持して、
何らかの「介入」を試みる可能性もあるなど、
次元の違う危機に発展することへの懸念を、
各国メディアが伝えていることも、
市場の動揺を大きくしているところです。
そう考えれば昨日の日経平均の下落幅が、
あの程度で済んだのは不思議でもありますが、
昨年末に安倍政権が延命を企図して決定した、
株価対策の「玉」がまだ効いていることは、
投資家として意識しておくべきというのも、
前号メルマガで指摘していた通りです。
逆にいえば安倍政権の足下が揺らぎ、
経済政策の継続性が怪しくなってくると、
さらに本格的に巻き戻す恐れは否定できず、
年明け早々、波乱の展開となりそうな、
国内政局の推移にも要注意といえます。
「桜疑惑」が終わらないのに、
「IR疑獄」が一挙に深刻化するという、
大変な苦境のまま年を越しましたが、
今月下旬からの通常国会の日程は、
かなりの混乱が予想されており、
こうしたことも海外勢が意識してくれば、
相場に何が起きるかは明らかですので、
いずれにせよ内外の情勢推移を注視して、
間違ったポジションをとらないように、
よくよく気をつけるべき時期といえます。
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