「地図」が変化する世界で日経平均の未来はどうなるのか。
昨日の日経平均はほぼ動かず。
売買代金も低迷を続けています。
米国の金融政策を見極めるために、
世界的に「様子見」モードです。
FRB議長の発言はいつもの通り、
玉虫色の表現が予想されますが、
「利下げ」についてなんらかの材料は、
おそらく出てくると思われますので、
為替も株もこれを踏まえない限り、
売買の方向性が決められない状況です。
ただ、「様子見」モードの間にも、
世界は刻一刻と動き続けています。
ユーラシア大陸の西側である欧州では、
英国が強硬姿勢を鮮明にしており、
ドイツなどEU側の指導者達と、
激しい言葉の応酬が再燃しています。
もっとも、英国もEUもその「地図」自体が、
どう変化するかわからない恐れがある、
かなり危うい状況での瀬戸際外交です。
一方、ユーラシア東側の東アジアでも、
「地図」がどう変化するかわからない、
非常にセンシティブな状況です。
「米中対決」が続いているなかで、
中国と香港、台湾の関係が、
次第に緊迫の度を深めていますし、
韓国はついに「一線」を越えてしまい、
自国を奈落の底に落としつつあります。
ユーラシア大陸の東西で同時に、
「地図」が一変しかねないという状況を、
市場はまだ織り込んでいないようですが、
投資家としては常に「頭の体操」を、
怠ってはいけないのは確かです。
少なくとも日本の立ち位置や役割は、
大きく変化するのは必至であり、
進行中の「日米協議」の行方も、
こうした流れのなかで定まってきます。
日本の政界もまたお盆前後の動きで、
「地図」が一変しつつありますので、
こうした内外の動きを踏まえつつ、
次号メルマガ(第279号:8月25日)で、
日経平均の今後の展望を分析します。
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