「不確実性」の認識と対処が全てを決める。
日経平均は続落。
「節目」の攻防が続いていますが、
少し押し返されつつあるようです。
メジャーＳＱを前にしているのに、
売買代金が膨らむこともなく、
下に崩れていくこともないかわりに、
上のターゲットを目指す動きもありません。
やはりこの「節目」は難所のようです。
「米中首脳会談」が具体化して、
世界の空気が変わりかけたのを機に、
日経平均も「節目」をぽーんと超え、
そのまま上に走るというシナリオは、
今回のところはなくなったといえます。
いずれにせよ「分水嶺」です。
世界情勢もどちらに転ぶかわかりませんが、
「期待」が消えたわけではありませんので、
この「節目」の攻防は続く可能性はあり、
下に崩れることがないようであれば、
何度かのトライはあってしかるべきです。
しかしながら3月中盤ともなれば、
先月後半の「期待」の先行モードではなく、
不透明な「不安」も再燃しかねませんし、
実際、3月下旬のギリギリのところまで、
米中、英欧のいずれの関係も、
悪い「どんでん返し」への警戒が続きます。
そんななかで米国内政局が怪しくなり、
世界全般も景気後退の足音に怯えて、
相場環境も徐々に変化しつつあります。
前号メルマガ（第254号：3月3日）で指摘した通り、
この「節目」の攻防をどう終えるかは、
今後の日経平均の「分水嶺」ですが、
確かに今後の世界情勢全般を決定する、
重要な材料がいくつも出てきています。
前号メルマガで詳しく解説した通り、
「不確実性」の認識と対処のあり方こそが、
投資も人生も国家の命運も全て決めますので、
次号メルマガ（第255号：3月10日）のなかで、
最新の情報とともに分析を掘り下げる予定です。
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