メジャーSQ週の「最悪の事態」を回避。
昨日の日経平均は大幅反発。
一昨日の欧州での「不安の緩和」に加え、
ファーウェイ副会長が保釈となったことで、
米中の正面衝突が回避されるという期待が、
小さいながらも俄かに生まれたことが、
メジャーSQ週でピリピリする日本市場に、
逆サプライズとなって作用しました。
無論、カナダ政府の譲歩(腰砕け)が、
米国政府の強硬姿勢に影響を与えるかは、
全く不明という他はありませんが、
SQ週は合理的な計算の範囲を超えて、
些細な材料にも大きく反応されるものです。
先週、発生した「ファーフェイ・ショック」と、
火曜に予想された欧州の政治的衝撃への懸念で、
月曜までに大きく売り込まれていたこともあり、
買い戻しのきっかけが出てきただけで、
昨日の思わぬ「派手な動き」となった形です。
英国では与党内でメイ首相が信認され、
今後の議会対策に若干の希望も出てきました。
メジャーSQ週を特大の悪材料が襲うという、
「最悪の事態」が回避されつつあることで、
警戒された日経平均の大きな「下ブレ」は、
ひとまず回避されたといって良さそうです。
また、こうして欧米主要国のそれぞれに、
危機回避の時間的余裕が与えられたことで、
年内の株価シナリオには若干の希望が、
少し見えてきたと思われますので、
次号メルマガ(第243号:12月16日)で述べます。
また、臨時国会を終えた安倍政権からも、
来年に向けていくつか新しい目標が示され、
求心力を維持する努力が見えてきています。
どちらかというと内政・外交・軍事面が主で、
経済・株高政策という観点からは、
もう少し材料が欲しいところではありますが、
安倍政権が求心力が維持することは、
日経平均をダイレクトに下支えしますので、
これまた次号メルマガで詳述します。
無論、米国、中国、欧州の「最悪の事態」は、
「先送り」になったに過ぎないわけで、
遠からず再燃しそうな雰囲気ですので、
上値を追うにも限界はありそうですが、
一時的でにでも世界経済が「凪」となれば、
年末付近の風景は随分、変わってきます。
突発的に特大の悪材料が出たり、
ギリギリのタイミングでそれが回避されたりと、
非常に悩ましい展開が続きますが、
売買いずれに戦略をとるにせよ、
いつ頃を目途にどこまで上昇するか、
何がきっかけになってまた暗転するかと、
「頭の体操」をしておきたいところです。
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