「特大級の不安要因」と「メジャーSQ週」。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は一時500円超の下落。
米国、中国、欧州という世界の極に、
特大級の不安要因が燻っている上に、
日本でも7-9月期GDPの改定値が、
衝撃の「マイナス2.5%」と発表されて、
一気に下げ足を速めてしまいました。
後場で21200円台にベタッと張り付き、
追加の売りが一段落したというのは、
前号メルマガ(第242号:12月9日)で述べた、
例の水準をめぐるコンセンサスが、
一応、意識されたものと思われますが、
今日からしばらくコンセンサスを無視して、
相場が乱高下しやすい環境となるために、
このラインで下げ止まる保証もありません。
米中の対決は深刻さを増していますが、
欧州の騒乱も負けず劣らず深刻です。
前号メルマガではより詳しく述べましたが、
EUからの離脱案をめぐって英国議会では、
本当に採決をやるのかどうか、
否決の場合は何が起きるのかと、
採決が延期ならこの先どうなるのかと、
あらゆる情報が混沌としています。
また、イタリアが示す修正予算案が、
どの程度、EU側を納得させるのか、
納得できない場合にEUは制裁するのか、
制裁発動の際にイタリアはどうするのか、
こちらも極めて混沌としています。
こうして南北で混乱が増すなか、
EUの中枢を支えるべき独仏両国で、
政権の求心力が限りなく低下して、
指導力を発揮できなくなっていることも、
欧州発の危機感に拍車をかけています。
こういうことがよりによって、
メジャーSQ週の火曜日に重なることで、
「派手な動き」を増幅しかねないことも、
市場参加者のマインドを冷やしています。
もっとも、前号メルマガで指摘したように、
あらかじめ一定のパターンを理解しておき、
何が相場を動かすのかを理解してさえおけば、
少なくとも、驚いたり、動揺したりせず、
最善の方法を考える余力が出てくるものです。
事前にしっかり「頭の体操」をして、
間違ってもパニック状態になることなく、
よく心構えをして臨みたい局面といえます。
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