今年のお盆に注意すべきこと。
昨日の日経平均は小さく続落。
中国市場がまずまずの展開でしたので、
大きく売られることもありませんが、
プラス圏に浮上するや利確に押され、
結局、続落して引けてしまいました。
前日終値からそう遠くないあたりで、
上下に小動きとなった一日となり、
日経平均は「宙づり状態」といえます。
「ネタ枯れ」でこうなったのではなく、
内外で大きな材料があり過ぎて、
上下どちらにも警戒感から判断がつかず、
結果として「宙づり状態」になったといえます。
バカンス・シーズンのまっただ中にもかかわらず、
トランプ政権が旺盛かつ活発に動いている上に、
好悪どちらの材料が飛び出すか予測がつかず、
日本を含む各国の政官財各界が戦々恐々です。
中国や欧州との「貿易戦争」も気がかりですが、
二国間協議に引きずりこまれた日本も、
この「貿易戦争」の「当事国」といえます。
茂木大臣がこれまで通りのらりくらりと、
為替や自動車などで先方の要求をかわせば、
お盆以降の日経平均には希望がつながりますが、
いかんせんトランプ大統領がどう出るかは、
米国政府の高官ですら予測困難で困っています。
安倍政権にはさらなる株高をもたらすための、
十分に強力な「玉」の構想がありはしますが、
米国からある程度、色良い返事が聞こえるまでは、
日経平均を買うのもややリスキーです。
来週はお盆休みのところが多いですが、
今年のお盆は国際情勢と国内政局の双方に、
大きな話が同時並行で進行しており、
注意を要する事柄が多いと思われます。
いずれも、目まぐるしく動いていますので、
次号メルマガ（第225号：8月12日）のなかで、
国内、国外の最新の状況を整理して、
お盆の間の注意点とその後の展望を分析します。
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