GW連休中の「反転攻勢」と日経平均株価。
昨日の日経平均は104.29円高の反発。
上昇の速度は鈍いとはいうものの、
GW連休入りを前にして、
日経平均は「本来あるべき水準」に入り、
だんだんとその足場を固めてきた形です。
長期金利の急激な上昇が米国市場を動揺させ、
世界的なリスク・オフを引き起こす可能性は、
まだ残っているところではありますが、
企業業績が良好という下支え要因もあり、
大きな混乱には至っていません。
日経平均にとっては朗報といえます。
ようやく明日からGW連休に突入します。
今年は9連休になる人もいるようで、
いろんな休日プランの話が飛び交いますが、
安倍政権にとってもこのGW連休は、
待ちに待った「立て直し」の期間といえます。
国会は先週から「開店休業」の状況ですが、
「解散」の憶測をめぐって与野党ともに動揺し、
政権を追及する動きもやや鈍くなっています。
そもそも連休に入れば野党のアピールは止み、
一連の不祥事に対する世間の関心も逸れると、
以前から官邸は考えてきたところです。
都合の良いことに今日の南北首脳会談で、
報道は外交一色になると予想されていますし、
朝鮮半島の雪解けが進み、情勢が動けば、
安倍政権の狙う「神風」の機会も増えてきます。
政権中枢はこの連休中もフル稼働をして、
「反転攻勢」を優位に進める構えでいます。
無論、状況は依然として危機的です。
一連の疑惑が払拭されたとは言い難い状況ですが、
野党側にはただの一つの譲歩もできないため、
連休後の国会運営も大変な難航が予想されます。
一手でも打ち間違えると「突然死」もあり得るため、
政権の前途は依然として「黄信号」といえますが、
総理の手にはかなり強力なカードがあることも、
無視することはできない材料だといえます。
いずれにせよ、このGW連休中は、
一連の外交戦での「神風」の仕込みや、
与野党で繰り広げらえる政局的な駆け引きが、
かなりドラマチックな形で進みそうな気配です。
日経平均がどの水準まで戻す可能性があるか、
また「まさか」の場合はどんな波乱があり得るかも、
安倍政権の「反転攻勢」を中心とする内外の要因に
大きく影響されるのは当然のことですので、
次号メルマガ(第210号:4月29日)で分析します。
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