またもや「悪夢の金曜日」と、政権の「存続シナリオ」。
(午前0時の更新です。かなり短めに)
先週は、またもや「悪夢の金曜日」となりました。
あまり好ましくない発表は週末にかけて行うのが、
トランプ政権のひとつのパターンのようですが、
それにしても米中間で「貿易戦争」が勃発し、
「最重要同盟国」の日本も標的になるという事態は、
安倍政権にとっても驚天動地のことだったようです。
またマクマスター氏が補佐官から外れるかわりに、
あのボルトン氏が政権の「要」の位置につくことは、
日本政府に「悪夢」を想起させるには十分な材料です。
さらに、国内政局は「森友事件」が本当のヤマ場です、
今週は佐川氏の証人喚問が行われますが、
永田町の関心はもう「その次」に移りつつあり、
安倍政権はいよいよ「正念場」を迎えています。
こんな折に、一手でも打ち間違えると、
政権の「突然死」もあり得る局面です。
前号メルマガ(第205号:3月25日)で詳述しましたが、
「貿易戦争」の当事者である米国や中国よりも、
日本市場ではるかにキツい下げが発生したことは、
このように内外の情勢が暗転したことによる、
安倍政権の「窮地」を物語るものだといえます。
逆に言えばこの「窮地」をしのぎ切り、
4月中の「突然死」を回避できれば、
政権にはまだ「存続シナリオ」が開けてきます。
政権がいましばらく存続することができるなら、
もうワンチャンスの株価上昇を演じることも、
決して不可能とは言えない状況ともいえます。
いずれにせよ今週以降の日経平均は、
「のるかそるか」の局面にある安倍政権が、
この「窮地」を切り抜けることができるか、
あるいはいよいよ白旗を揚げることになるかで、
上にも下にも大きく動くことになります。
痺れるような局面ですが、
投資家としてはとにもかくにも生き残り、
次のチャンスを捉える必要がありますので、
いましばらく注意を切らせない日々が続きます。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第202号:3月4日発行、第203号:3月11日発行、第204号:3月18日発行、第205号:3月25日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す