来週以降の「重要日程」。安倍政権への「打撃」。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は一応、反発しましたが、
なんとも落ち着かない荒い値動きとなり、
結局、2万2千円ラインのキープは失敗しました。
「為替」が「円安」に振れていることは、
基本的いは「追い風」と考えていいですが、
しかしこの「円安」は米国の「長期金利」が、
じわりと上昇しつつあることの反映でもあります。
そして、米国の「長期金利」の上昇というのは、
米国の株安や新興国への不安をもたらすため、
今回の「円安」は即座に日本株を上げる材料には、
なかなかなりづらいという事情もあります。
前号メルマガ(第200号:2月18日)で指摘しましたが、
米国にしても日本にしても、
基本的な金融政策や貿易・経済政策について、
イマイチはっきりしない部分が残っており、
「金利」や「為替」の方向性が落ち着くには、
やはりもう少し時間がかかりそうです。
そしてそれらがはっきりしないことには、
「本来あるべき位置」をめぐるコンセンサスも、
厳密には定まってこないのかもしれません。
その意味で来週以降も国外、そして国内で、
重要日程が目白押しに並んでいます。
また、「目玉」法案である「働き方改革」で、
政権が大きな打撃を被りつつあることが、
今後、政局的にどんな影響があるのか、
またそれが経済政策をどう左右するのか、
慎重に見極める必要があります。
次号メルマガ(第201号:2月25日)のなかで、
今後の相場シナリオを分析する予定です。
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