「米中ロ」のパワーゲームに変化?
(午前1時半の更新です)
昨日の日経平均は反落。
やはり例の水準までの戻りは早いものの、
そこからさらに伸びていくには、
もうひとつ材料が欲しいところです。
また、昨日は北朝鮮が再び「挑発」を示唆し、
市場が攪乱されるということもありました。
やはり日本は明示的に「核恫喝」を受けましたし、
48時間以内に再びミサイルが発射されると、
ほぼ断定的に報じているところもあります。
いくら「挑発」と言ってもさすがに度が過ぎますが、
「戦争したくない」という米国の足元を見てか、
あるいは背後に暗躍するロシアの支援を頼んでか、
金正恩氏は「完全勝利」を目論んでいるようです。
どうにもやはり危険な男です。
古来、武将は「勝ち戦」の後が危険であるとして、
勝った後にこそ兜の緒を締めてきたものです。
勝ちに乗じて無謀な追撃をしたならば、
腹背を衝かれて総崩れになることがあるからです。
米朝両国がお互いに核攻撃で恫喝しあった挙句、
米国のほうが折れた形となっていますが、
相手が折れてもなお北朝鮮が恫喝を続けるのは、
やはりどう考えてもまともな戦略とは思えません。
ところで。
「米朝間が緊迫」などと報じられていますが、
実際のところは「米中ロ」という3列強による、
世界の将来を見据えたパワーゲームがその正体です。
日本ではほとんど報道されていませんが、
今週、米中の間にかなり重要な動きがあり、
米中ロのパワーゲームがやや変化するかもしれません。
日経平均やドル円の未来にとっても、
無視できないファクターになりそうですから、
次号メルマガ(第178号:9月17日)で分析します。
まだまだパワーゲームは続いていますが、
そう単純なものではなくなってきているようです。
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