トランプ訪日の後に起こること。
日経平均はさすがに連騰ストップです。
寄付から前場にかけては高く推移したものの、
後場に仕掛け的に売りが試され、
また、利確の動きが広がったこともあって、
前日比97円安で引けることとなりました。
ただし、「先高感」を否定する下落幅でもなく、
そろそろなんらかの調整が発生しないと、
かえって今後の上昇に疑問符が灯る頃ですから、
昨日の下落は一定の安心材料かもしれません。
まだまだ日経平均の「上値余地」は大きく、
ある程度の日柄で調整を終えた後、
まだ米国株高と円安の傾向が続くようであれば、
また「天井」を目指す可能性は残っています。
もっとも。
そのためには内外が波静かであり、
為替などを動かす突発的事態が起きないことが、
不可欠の条件であるのは当然です。
永田町では衆院選の余波ともいえる、
「権力・数合わせゲーム」がまだ続いており、
ほとんど腐臭が漂ってくるような状況ですが、
霞ヶ関のほうはこれに辟易としつつ、
頭の中身を「11月以降」に切り替えています。
来月、トランプ大統領が日本などを訪問するのは、
親善のためでも、ゴルフのためでもなく、
差し迫った「危機」があるからです。
前号メルマガ(第183号:10月22日)に書いたように、
このところの米国の動きは明らかに「和戦両様」です。
あくまで北朝鮮(と背後にいるロシア)次第ですが、
「電撃的和平」の可能性も取り沙汰されています。
和平が成るならめでたいことのなのでしょうが、
米国から北への和平案の中身に日本政府は凍り付き、
米国側へ強く再考を求めているとも聞いています。
しかし、その和平案すら一蹴されてしまい、
北朝鮮からのさらなる挑発が続くようなら、
米軍は米国自身の将来の禍根を摘み取るために、
必要な行動を起こすことを迫られます。
前号メルマガでも少し触れたことですが、
昨日、米海軍は空母3隻の展開を正式発表しました。
中東や欧州でも不穏な情勢が続くなか、
相当に思い切った行動をしたと言えるわけで、
もはや「平時シフト」でないのは明らかです。
米朝が和戦のどっちに動いたとしても、
日本にとっては「重大局面」といえる状況です。
日経平均がすんなりと「天井」に達するかどうかは、
こうした「地政学リスク」の存在も、
やはりまだ無視することはできませんので、
次号メルマガ(第184号:10月29日)の中で、
急展開する新しい情報を織り込みつつ、
11月から年末までの相場展望を分析します。
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