日米両国でリスク・オン。
（午前0時の更新です）
米国、日本ともにリスク・オン。
新しい「神風」を受けて、
日経平均は久々に強い勢いでの上昇です。
前号メルマガ（第134号：11月13日）に書いたように、
上昇のカラクリは単純です。
従来の「水準」に照らしても、
日経平均にはまだ上値余地がありますが、
本当に米国とロシアから「神風」が吹くのであれば、
日経平均は「水準」自体が上スライドする形で、
さらに上昇していく可能性が出てきました。
ただし。
日米だけが世界を構成しているわけではありません。
また、急激なマネーの移動が発生する際には、
必ず世界のどこかに穴が開くものです。
昨日は新興国から米国の資金移動が確認され、
思わぬ新興国危機の恐れが囁かれていますが、
先月まで世界を悩ませた「ABCD危機」のいずれもが、
まだ未解決なのは前号メルマガでも指摘した通り。
例えこのまま米国が「バブル化」するにせよ、
定期的に派手な上下動が発生すると思われ、
その渦中に翻弄されて身を滅ぼす人が出たりします。
また、これまでの全ての事例がそうであったように、
「バブル」というのはいつか盛大に大破裂して、
世界を奈落の底に叩き落としてしまうものです。
そういうことを含めて世界中の人々が、
「トランプの時代は恐い」と言っているわけです。
しかし、泣こうが喚こうが、
「新しい時代」は始まってしまったわけですし、
市場が荒々しい波に晒されるこの時代を、
賢く生き残って富を殖やすのが投資家の使命。
少なくとも大きな方向性さえ間違わなければ、
投資に失敗する確率は激減していきます。
大切なことは、この大変化の波の中で、
歴史が今、どこに向かっているのかを、
決して忘れないことだと思います。
そのあたりのことを、
次号メルマガ（第135号：11月20日）で考察します。
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