「上放れ」するか、しないか。その先の株価展望。
昨日の日経平均も続伸。
米国で「引き締め」の観測が、
少し後退しつつあることもあり、
長期金利がやや下落に転じて、
「円安」も一段落しています。
英国で事態が収拾されることや、
日本政府が準備する「玉」など、
久々に期待を持てる材料の効果で、
買い戻しの流れが続いています。
前号メルマガ(第444号:10月23日)で、
「例の株価位置」の意味するところを、
詳しく述べているところですが、
久々にこの水準を上回っており、
このまま上放れするかどうかが、
大きな焦点であるといえます。
もっとも。
昨日は2万7500円のあたりで、
上値が抑えられて失速しており、
クリアに上放れしていく力が、
やや欠けている印象を受けます。
基本的に米国株に連動をしての、
上下動が続いているわけですが、
昨夜は米国の株価上昇も失速し、
まだ残る不安の火種の存在が、
重石となってわだかまっており、
買い戻しから買い上がりの機運を、
削いでしまうきらいがあります。
相場環境は刻一刻と変化しますが、
期待がこのまま持続するのか、
また悪材料がどれか破裂するか、
日本政府の「玉」とともに、
分水嶺ともいえる状況ですので、
次号メルマガ(第445号:10月30日)で、
内外の情勢をあらためて点検をして、
今後の株価の展望を分析する予定です。
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