伊勢志摩サミットは、 安倍総理一世一代の晴れ舞台です。
(午前0時半の更新です)
昨日のエントリーで、
と書きましたが、するすると上に行き始めました。
ナイトセッションでは16900円を超えてきています。
相変わず、解散をするのかしないのか、
また、増税延期をするのかしないのか、
政府・与党中枢から日替わりで正反対の情報が流され、
それらが報道されるたびに永田町は右往左往していますが、
おそらくは一昨日から昨日あたりにかけて、
総理はなんらかの「最終決断」をした模様です。
6月1日に正式発表されると伝えられていますが、
サミットが終わり、ひと呼吸置いてから、
解散も増税も決定されるという観測は、
前号メルマガ(第109号:5月22日発行)の見立て通りです。
いよいよ政権側が具体的に動くことになります。
折よく、米国景気と市場が好調という「追い風」もあり、
そのおかげもあって、
華々しいサミットを終えた後、
また、改憲のかかった国政選挙の前に、
安倍政権が市場を失望させることはしないはずだという、
相場参加者に共通する「期待」が、
昨日あたりの上昇圧力となって作用していると思われます。
内外の状況を考える限り、上げりやすい局面ですし、
それゆえ、前々号メルマガで「買い」に言及したわけです。
これまで「16660円」を割っていたのが「何かヘン」でしたし、
こうした状況でも17000円を超えてこないのであれば、
それはそれで重大視すべきことだと思います。
もっとも、自民党をウォッチする限り、
参院選の「目玉公約」として据えつつあるものは、
ちょっと前までの市場参加者が「期待」していたものとは、
やや違うラインナップになりそうとも聞いています。
次号メルマガ(第110号:5月29日発行)に書きますが、
選挙に勝つためならば、そう大げさは株高は必要なく、
また、ここから過度な株高にもっていくのは無理があるという、
現実的な思考が政権中枢に働いたのかもしれません。
いずれにせよ、明日から始まる伊勢志摩サミットは、
安倍総理一世一代の晴れ舞台です。
サミットでどんなことが決まるのか。
そして、それが日本を含む各国国民と市場参加者に、
どんなふうに受け止められるのかをよく見極めてから、
6月の上昇メドと失速のタイミングを考察したいと思います。
詳しくはまた、次号メルマガで。
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