「次の一手」は政権の命運を左右しかねません。
ようやく日経平均は小反発。
もっとも、為替のほうは防衛ラインを突破されて走ってしまい、
一時、1ドル107円台に突入し、現在は108円の攻防。
それでも昨日、日中の日経平均が持ちこたえたのは、
年金等による政府側の防衛出動と思われます。
これによって昨日の相場はイレギュラーな動きとなり、
日中は「円買い、日本株買い」という奇妙な現象が出現し、
「逆アベ・トレード」を一時的に阻止した恰好となりました。
ただ、ナイトセッションの日経先物はやはり売り崩され、
「次のターゲット」と思われた15500円を達成した後、
「その次のターゲット」の15250円を目指して下げています。
昨夜、こういう動きになるかもしれないということは、
昨日のブログに明確に書いた通りですし、
前号メルマガ(第102号:4月3日発行)での見立て通りです。
ということで。
日経平均はそろそろ反発してもよい株価位置には来ており、
いいかげん空売りの買い戻しが入らないとおかしい頃ですが、
「為替の防衛ライン突破」という新しい材料も加わってもいます。
本日以降の値動きについては、
・為替への攻勢が止むかどうか
・政策(玉)への「期待」が高まるかどうか
の2つの要因をよく注視する必要があります。
今朝あたり、寄り付き買いを試す方もおられるでしょうから、
次号メルマガ(第103号:4月10日発行)で、
新しい材料を加えた上での見立てをしてみたいと思います。
「円買い、日本株売り」の「逆アベ・トレード」に対して、
政府・日銀にはまだ「玉」があるとみられ、
市場はその「玉」を催促しているともいえますが、
逆に言えば、その「玉」が食べられたら、
いよいよもって安倍政権は手詰まりになりかねません。
今週は政権側からの「観測気球」も止まっていますが、
サミット前の景気対策についてはおおよその推察がなされており、
どこまで「サプライズ」を演出できるかには制約もあります。
衆院を解散してもしなくても、7月には参議院選がありますが、
その後の「改憲」という「一世一代の大勝負」の環境作りに、
安倍政権が下落局面を切り返し、打開していくためには、
やはり、よほどのことをやる必要があります。
アベノミクス相場は徹頭徹尾「政策相場」です。
ヘッジファンド側に好き放題やられた後は、
政権側の出番になるものですが、
「次の一手」は政権の命運をも左右しかねないほど、
重要な政治決断になるであろうと思われ、
永田町は与野党ともにピリピリとした雰囲気が漂っています。
そのあたりの分析もまた、次号メルマガで。
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