日経平均はほぼ17000円で金縛り状態です。

17000円を大きく超えていくことはありませんが、

ちょっと下がればまたすぐに買い支えが入ります。

現時点で日本株の買い手は限られてはいますが、

米国市場が堅調ですし、政府・日銀の「玉」も警戒され、

積極的に売り込んでいくにはリスクがあります。

そんなわけでヨコヨコの奇妙なチャートが続いています。

前号メルマガ(第101号:3月27日発行)で書いたように、

今週末には材料が出てきそうですので、

「4月相場」は大きく動く可能性がありますが、

市場はピリピリした膠着状態が続いています。

政界は「決戦モード」です。

総理がどんなに否定しても、

与野党とも「衆参ダブル選ありき」で動いています。

各地で選挙関連グッズの営業マンが大忙しで歩いており、

「解散風」は強風となって吹き荒れています。

この状況で「解散をしない」と決断するには、

総理によほどのリーダーシップが必要となるほどです。

政府・与党側は「御用メディア」による「民進党叩き」。

民進党の執行部の顔ぶれは「叩いて下さい」といわんばかりですし、

実際、国民も軽く失望したのか、「期待する」は3割もいるのに、

新党発足後の支持率は旧2党の合流前を下回る調査すらあります。

しかし、支持率と選挙の結果が大きく食い違うことは多々あり、

重要な選挙をいくつか勝てば「空気」はガラリと変わります。

4月24日の衆院補選で民進党に勢いをつけないためにも、

官邸側は初っ端から「民進党叩き」に余念がありません。

一方、その与党を狙って「文春砲」と「新潮砲」が連射。

自民党議員及び関係者のスキャンダルはまだまだあり、

ここ数年間のうっぷんを晴らすべく大放出するつもりなのは、

前号メルマガに書いたとおりですが、

今日発売の両誌とも、また、巨砲の連弾射撃です。

4月24日の衆院補選の見通しが思わしくないこともあり、

自民の選対本部は焦りの色を濃くしていますが、

なかなかこちらの「自民党叩き」はやむ気配がありません。

そんなわけで、決戦モードとなったところで、

明日から「4月相場」に突入します。

半月以上にもわたる奇妙な膠着状態を経た後です。

4月の初日から飛び出してくるであろう材料を受けて、

相場はどう動いていくのかを、

次号メルマガ(第102号:4月3日発行)で分析します。

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