一連の嵐が去って「台風一過」という言葉がぴったりな形で、

昨日の日経平均は一時500円超のプラスとなりました。

高値は17460.97円まで。

一昨日、猛烈な売りを仕掛けたのは外国人投資家です。

もともと、安倍政権の「反攻」が始まる頃ではありますし、

昨日はドレッシング買いもありましたので、

外国人が手を緩めたら17500円を目指して戻ってくるのは、

ある意味では当然と言っていいでしょう。

しかし、あの「奇襲攻撃」によって相場状況が一変したと考えており、

今後の見通しについてはニュートラルな態度に移行しております。

事前にメルマガで指摘しているように、

「米国利上げ」に絡んで世界的な危機シナリオを破裂させることを目論見、

周到に準備を重ねてきた「黒幕」(外国勢)がいます。

それゆえ、は9月以降の全てのメルマガにおいて、

「水準」全体が「下スライド」するような危機に注意するようにと、

繰り返し申し上げてきた次第なのですが、

日本政府が最も「油断」したところを狙って仕掛けられたため、

相場全体のコンセンサスもセンチメントもいったん壊れました。

「黒幕」のいう「危機の芽」はまだまだこれからですので、

当面は、固いコンセンサスのないままに、

「思惑」や「駆け引き」で漂流するような乱高下が発生しやすく、

売りにも買いにも注意が必要な地合かと思います。

もちろん、そうした「思惑」「駆け引き」を読んで、

乱高下する相場に乗っかるのが得意な人々にとっては、

今のような地合は大変楽しいのでしょうが、

瞬時の判断ミスで大金を失う可能性がある状況に、

命の次に大切なお金を投じるのは「丁半博打」に近いですので、

少なくとも私は「安心、安全、堅実」なチャンスが来るまで待ちます。

次の「転機候補日」が近づいています。

海外では10月2日の米国雇用統計が最大ですが、

日本の国内要因はその翌週にビッグイベントが控えています。

今後の日本株の動向に大きな影響を与えるファクターは、

1)日本政府の動き

2)外国人投資家の仕掛け

3)個人投資家の右往左往

の順です。

「転機候補日」をいくか経て、材料を積み上げれば、

市場のコンセンサスが固まったならばまた、

「安心、安全、堅実」なチャンスが来るでしょうから、

私としてはしばらく情報収集と分析に専念致します。

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