昨日の日経平均は大幅上昇。

相変わらずの鉄火場相場で、特段の材料もないのに、

思惑だけの先物主導で、後場から引けにかけて急上昇。

きれいな「引けピン」で終わりました。

「相場は生き物」というものの、かなり双極性障害的な値動きであり、

連日、「引けピン」と「安値引け」を繰り返す異常事態ですから、

安心とも、安全とも、堅実ともほど遠い相場展開です。

ただし、先週までの波乱要因が影をひそめていますので、

いったんは「いるべきところ」に帰るはずです。

私がメルマガで公開している「居心地のいい水準」からいえば、

日経平均株価の「ど真ん中」はもうちょっと上にいていいはずです。

ご存じのように、私は、今回の上昇局面が孕む不安要因が払拭できませんので、

今月末に状況がはっきりするまでは、「買い場」でもあえて見送りましたが、

目先、欧州追加緩和やエボラ根絶期待などで、外的リスクが和らいでいますから、

15500円前後への戻りは射程圏内に入っていてもおかしくはありません。

ただし、材料的には、そろそろ「玉」切れです。

消費増税延期示唆、GPIF投入示唆など、

「株内閣」と称される安倍政権は、2閣僚辞任の衝撃を和らげるために、

現時点で打てる最大の「玉」を繰り出して、月曜日の暴騰を演出しましたが、

ここからもう一段の上昇を演出するには、次の「玉」が必要です。

無論、年末までにはかなり強力な玉が出てくることは確実ですから、

(上昇狙いの)順張り投資家の皆様には「まだ慌てる時期ではありません」と、

申し上げてきてはいますが、それまでにもう一度下値模索の可能性はあります。

実際、先週までの調整は、もう終わったのかどうかはまだ判然としません。

このまま上昇してくれたらそれでいいのですが、

もう一度、不安心理が台頭すれば、しゃれにならないくらい下げる恐れもあり、

そんなわけで私は11月の相場を重要視しています。

QE終了後のFOMC(10月29~30日)がどうなるか。

新たな閣僚スキャンダルや、沖縄知事選の影響はあるか。

ここらの見極めが核になります(その意味で、10月26日の次号メルマガは重要です)

ひとつ間違えれば、ふたたび奈落の底に沈みかねませんが、

しかし、いったん沈んでも、次の「玉」で救済される可能性が高いので、

かなりいいチャンスになる可能性が高いというわけです。

「相場は生き物」ですから、そううまくいくかどうかはわかりませんが、

このブログは、「安心、安全、堅実」なゾーンが来るのをひたすら待ち、

年に何回かのそのチャンスのときだけ、おもむろに出動する「実験劇場」です。

今年、2月9日からもう、8回の戦いのすべてにおいて、

事前に「ここがポイント」と指摘した上で、全勝していますから、

私としてはまったく焦る必要はありません。

わざわざ「怪しいな」、「不安だな」と思いながら飛び込まなくても、

自信をもって「ここがポイント」と断言できるチャンスは、必ず来ます。

投資において一番大切なことは、「生き残る」ことです。

そのためにも、わざわざ鉄火場に飛び込む愚を犯さないことが、

何よりももっとも大切なことだと、私は考えております。

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