日米英の国内政治と「年末年始の日経平均」。
昨日の日経平均は反落。
まだまだ「高値圏」にありますが、
上値を追うだけの買い材料がないところに、
英国や日本国内で少し不安を感じさせる、
悪材料の兆しもみえてきてもいます。
英国のEU離脱が決まったからといって、
その先はまだまだ前途多難であることは、
前号メルマガ（第295号：12月15日）で、
いくつもその理由を分析したところですが、
それをジョンソン政権のほうからわざわざ、
かき立てるような動きが顕在化しています。
11ヶ月でFTA交渉を成立させるという、
困難なことが本当にできるのかどうかは、
市場にとって重大な関心事といえます。
日本の政局もまた前途多難です。
野党側にまた失点が出たことで、
ひと息つけるかと思った矢先に、
政権側に痛撃となる事案が複数も、
同時多発で噴出している状況です。
いずれも官邸を直撃しかねないだけに、
総理が考える今後の挽回策の全体を、
大きく足を引っ張る恐れがあるとみられ、
今後の展開に関心と注目が集まっています。
また、市場の関心はだいぶ薄れていますが、
米国では年明けに弾劾裁判となりそうで、
いずれにせよ混乱の種になり得る話です。
これらが本格的に炎上する展開となり、
「高値圏の悪材料」として破裂するならば、
年末年始の商いが薄くなるところで、
意外に大きく影響しかねませんので、
次号メルマガ（第296号：12月22日）の中で、
何が起こっており、どんな波及効果があるかを、
しっかりと分析して展望を述べる予定です。
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