「期待」と「失望」と株式市場の展望。
昨日の日経平均は大幅に続落。
先週半ば頃の楽観的な上昇分を、
巻き返すような下落となりました。
トランプ政権の「関税」の多くに、
下級審が差し止めを命じましたが、
今後の「法律戦」などの推移で、
政権側が望む結果になることも、
十分にあり得るとみられます。
また、いったん米中両国の間で、
「雪解け」モードが漂ったものの、
双方ともこれを打ち消すような、
不穏なシグナルを発し続けており、
期待が失望に変わりかねないことを、
前号メルマガ（第580号：6月1日）で、
分析しているところであります。
期待された材料が消えてしまい、
事実によって失望に変わるなら、
それまでに上昇していたぶんは、
巻き返すのは当然でありましょう。
さらにはまた日米の財政不安が、
市場を混乱させる悪材料として、
意識されそうな気配でもあり、
大いに注意を要するというのも、
前号メルマガで指摘しています。
これらの材料をどうとらえて、
市場がどう対応するかによって、
「6月相場」の今後の展望は、
決まっていくものとみられます。
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