「6月相場」の上昇圧力と不安要素。
昨日の日経平均は続伸。
資金流入が続いています。
まだまだ株価位置でみても、
上値余地は大きいですが、
昨日は上昇幅がやや縮まり、
利確の売りも出ています。
例の米国の債務上限問題で、
原則合意は成立したものの、
議会における採決の段階で、
「万一」もあり得ることが、
報道等で伝わっているため、
昨夜の米国株は下げています。
本日以降は日本市場においても、
この影響を見極める必要もあり、
先週から続く連続上昇の流れが、
継続するかどうかが要注目です。
実際、この債務上限の問題は、
最後の最後まで予断を許さず、
議会で承認が完了したとしても、
まだ落とし穴があり得ることは、
前号メルマガ(第475号:5月28日)で、
指摘しているところであります。
さらには米国の金融不安や、
日本の政策転換の懸念など、
この上昇に水を差しかねない、
火種も燻り続けていることも、
あわせて認識する必要があります。
上昇圧力と下落要素の双方を、
抱えた状況で今月を終えて、
「6月相場」に突入します。
買い続けるにせよ売り待ちにせよ、
引き続き相場環境の変化に、
目を凝らすべき局面であります。
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