金融不安と金融政策のその後。
昨日の日経平均は続伸。
いよいよ2万9千円を突破して、
「ターゲット」に近接してきました。
米欧の金融不安が一段落し、
日銀と日本政府の努力も実り、
日経平均の上値をとる動きは、
今週も継続している状況です。
ファーストリパブリック銀行が、
結局のところ破綻したわけですが、
単独行の制御された状況の破綻は、
市場への影響が限定されることは、
前号メルマガ(第471号:4月30日)で、
詳しく点検してきたところです。
もっとも、昨夜の米国市場が、
少し下げの方向に転じたように、
金融不安が後退していけば、
金融政策の「引き締め」が、
新たな懸念材料となるという、
ジレンマのような構造は、
全く変わってはいません。
また、その金融不安についても、
銀行システムが本当に健全か、
「影の銀行」への影響はどうか、
全容が判明するのはこれからです。
政治情勢も刻一刻と動いており、
日本の政界も米国の議会も、
何やらキナ臭い話題が多く、
市場にどう影響してくるのかを、
注視する必要がありますので、
大型連休の最中ではありますが、
よくよく情報を収集した上で、
次号メルマガ(第472号:5月7日)で、
今後の株価展望を分析する予定です。
※大型連休中につき第472号は、
「短縮バージョン」でお送り致します。
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