米国の「ねじれ」への期待と不安。
昨日の日経平均は続伸。
米国で中間選挙が始まりました。
与党・民主党側も選挙を前にして、
景気に水を差すような発言は、
なるべく控えてきたわけですが、
野党・共和党の優勢が伝えられ、
バイデン政権とパウエルFRBによる、
「タカ派」姿勢が後退するとの期待が、
市場参加者に広がっているために、
米国株が続伸をしているところです。
中間選挙は途中経過の時点では、
ひとまず好材料となっています。
日経平均も米国からの上昇圧力で、
昨日は大幅な続伸となりましたが、
前号メルマガ(第446号:11月6日)で、
「居心地のいい水準」を確認した通り、
不安心理が後退するという状況では、
ニュートラルな状態に戻すだけでも、
上値余地はまだかなりあります。
実際の選挙結果がどうなるのかを、
見極める必要は無論、ありますが、
ひとまず中間選挙の情勢推移が、
市場に好材料として受け取られ、
日経平均にも上昇圧力として、
もたらされる状況になっています。
もっとも、実際に議席が決った後、
バイデン政権の運営がどうなるかは、
市場参加者の期待とは別次元の話です。
議会が「ねじれ」となるなかで、
インフレ圧力が継続している状況で、
どのような経済政策を打ち出せるか、
考えておく必要はありますので、
次号メルマガ(第447号:11月13日)で、
中間選挙後の米国の方向性を踏まえて、
今後の株価シナリオを分析する予定です。
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