10月相場で警戒すべきシナリオ。
昨日の日経平均は反発。
英国中銀が自国国債を買い込んで、
不安の鎮静化を図っていることや、
米国の長期金利がやや下げて、
市場に安心が広がったことなど、
いくつか追い風はありましたが、
基本的には大きく下げた後に、
前号メルマガ(第440号:9月25日)で、
示しておいた株価位置の付近で、
いったん下げ止まった格好であり、
自律反発を起したのだといえます。
まだ市場のコンセンサスなかで、
株価位置についての意識が、
共有されているといえましょう。
もっとも、海外市場の動揺は、
これで収まっていくとは限らず、
むしろ、この後に来るものこそが、
本当に警戒されているといえます。
米欧の「引き締め」が世界経済に、
大きな負荷をかけ続けるなかで、
英国や中国、そして新興国の経済が、
激しく動揺しつつあるという一方、
ロシアは危険な橋を渡っており、
「次の一手」が警戒されています。
9月は9月で大変ではありましたが、
軟着陸が見通せない今の状況で、
10月相場に何が起き得るのかを、
考えておく必要がありますので、
次号メルマガ(第441号:10月2日)で、
詳しく分析をする予定でおります。
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