2つの「最重要ファクター」と「3月危機」の懸念。
昨日の日経平均は小幅に反発。
一時は200円超の上昇をして、
上値を目指すかと思いきや、
結局はまた伸び悩んでしまい、
前日とさほど変わらない終値で、
大引けを迎えているところです。
純粋に「株価位置」をみると、
どのあたりで均衡しているのか、
前号メルマガ(第407号:2月6日)で、
「水準」をもとに分析しました。
市場は好悪の材料を睨みつつ、
心理的に拮抗する「株価位置」で、
やや停滞気味になっています。
コロナ禍からの回復を受けて、
総じて企業決算が良いにせよ、
好決算による好景気ムードは、
金融政策をより厳しい形で、
「引き締め」へと誘導しかねず、
警戒を広げかねないところです。
3月とされる米国の「利上げ」が、
その後、どの程度のピッチで、
「引き締め」度合いを強めるかは、
最重要ファクターのひとつです。
一方、ロシアと欧州側との協議で、
緊張緩和の可能性が探られますが、
客観情勢的にはまだ動きがなく、
緊張は高止まったままです。
この状況で3月を迎えれば、
そこに新たな危機も加わり、
情勢がより深刻化しかねないと、
前号メルマガで指摘しています。
「3月危機」といえましょう。
そうしたことも市場参加者には、
心理的な重石となっています。
金融政策と「地政学リスク」という、
2つの最重要ファクターを睨みつつ、
3月までをひとつの焦点として、
市場はナーバスになりそうですので、
引き続き情勢推移を見極めつつ、
次号メルマガ(第408号:2月13日)で、
より掘り下げて分析する予定です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第407号:2月6日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す