景気回復がもたらす「波乱要因」とは。
昨日の日経平均は続伸。
相場環境が全般的に好転して、
容易には崩落しない状況ですし、
国内のワクチン接種の加速や、
五輪開催の確固たる姿勢など、
いくつか材料となるものもあって、
終値で2万9千円台を回復しました。
コロナ禍を脱するという見通しで、
景気回復への期待が高まるのは、
株式市場だけに限ることなく、
国民全体にとって良いことです。
もっとも、景気が回復すれば、
それはそれで市場にとっての、
新たな波乱となりかねないことも、
広く認識されているようです。
とりわけ、米国の指標がどう出るか、
全世界が注目しているところですが、
景気回復を歓迎する声がある一方で、
政策転換への懸念も認識されており、
来週以降の相場全体の動向には、
大きな注意が必要だといえます。
その他、東京五輪の開催をめぐり、
内外に様々なハレーションがあり、
秋に向けての政治情勢の全体に、
影響する可能性がありますので、
次号メルマガ(第372号:6月6日)で、
それらをあらためて点検してみて、
今後の相場展望を分析する予定です。
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