株式市場の「宴」はいつまで続くか。
昨日の日経平均も続伸。
「バイデン政権」への期待と、
菅政権の出す「玉」への期待、
そしてワクチン開発への期待と、
歴史的な上昇要因が重なって、
市場の「高揚感」が続いています。
この高値を正当化する根拠として、
合理的な理由等は存在しませんが、
「買うから上がる、上がるから買う」の、
群集心理が存在し続けている限り、
バブルは発生し、持続するものです。
ただし、そうした「宴」というのは、
いずれ必ず終わりが来るものです。
実体経済とのギャップもそうですが、
期待によって上がってきたものが、
実際の事実とのギャップを受けて、
目が醒めるような形となって、
バブルが終了することはよくあります。
「バイデノミクス」の本当の姿も、
実際に出てくる菅政権の「玉」も、
来年1月まで期待が持続する限り、
明るい年末年始となりそうですが、
本当に期待通りとなるかどうかは、
まだなんともいえないところですし、
雲行きがおかしくなった瞬間に、
「宴」が終わる恐れがあるため、
妙な思い込みは禁物といえます。
また、新型コロナについても、
ワクチンの有効性や供給体制など、
いまひとつ不明な点があるなか、
非常に早くから予想された通り、
欧米も日本も冬の流行期を迎えて、
実体経済がダメージを受けています。
まだ市場を高揚感が支配していますが、
今の「宴」がいつまで続き得るのか、
次号メルマガ（第343号：11月15日）で、
いくつか気になる点を分析する予定です。
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