「長期戦」に潜むリスクに注意。
ニューヨークの感染がピークを越し、
トランプ政権は経済活動の再開へと、
基本的なガイドラインを示したことで、
先週の米国株は上昇に転じています。
日経平均もこれに連れ高する形で、
2万円ラインの手前まで戻しています。
新型コロナの治療にも有効な薬が、
いくつか確認されたことなども、
まことに嬉しい朗報といえます。
しかしながら。
前号メルマガ(第313号:4月19日)で、
ひとつひとつ詳しく点検しましたが、
感染「速度」こそは減少したとはいえ、
感染自体はずっと増え続けていますし、
南半球や中国などでは統計そのものが、
全くアテにできる状況ではないために、
「ピークを過ぎた」と安心できるだけの、
確固とした材料はまだ見当たりません。
また、仮に「ピークを過ぎた」としても、
予防薬が存在せず、再発の危険が残る中、
どうやって「ロックダウン」を解除して、
経済活動を再開させていくのかは、
各国とも頭が痛い点であるといえます。
日本も「医療崩壊」の瀬戸際ですが、
安倍総理のとった「賭け」の戦術が、
成功裏に推移してるとはまだ言えません。
感染者が明確にゼロに向かわない限り、
医療システムを守り抜くためにも、
経済活動は制限され続けることになり、
いずれにせよ「長期戦」になります。
この「長期戦」が問題です。
経済システムに大きな負荷をかけ、
無理と歪みを生じさせていく結果、
いくつか致命的なリスクが芽生え、
破裂する恐れがないかという点を、
今後は注意すべきであることを、
前号メルマガでも述べました。
新型コロナが「パンデミック」して後、
初期のパニック段階は越えましたが、
疫病自体が収束したわけではありません。
今後は各国が経済活動の再開を目指して、
株価が戻りを試す展開となっても、
疫病との戦いが「長期戦」である以上、
こんどはそこに潜むリスクの存在にも、
大きな注意を払う必要がありそうです。
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