「最初の衝撃」をかわして、苦しい「長期戦」に移行。
前夜のNY市場の流れを引き継ぎ、
昨日の日経平均は続伸しました。
一時、疫病への不安が再燃しかけ、
利確の売りに押されはしましたが、
引けにかけて買いが入っています。
安倍政権の「経済対策」のなかで、
財政出動が39兆円にのぼるという、
わりと大きな「玉」が示されて、
金利の動向に気になりましたが、
現時点では懸念されたことにはならず、
これも安心材料にカウントされます。
39兆円の全てが「真水」にあたるか、
いろいろな議論や不満がありますが、
一応、一定の経済活動を維持しつつ、
しかも、極端な財政不安を招かずに、
「緊急事態宣言」に移行できたことで、
大きな峠をひとつ越えたといえます。
日経平均はちょうど年度末の時点で、
日銀が必死に押し上げていた株価に、
なんとか戻すことができています。
もっとも。
「緊急事態宣言」の発令にともなう、
「最初の衝撃」をかわしたとはいえ、
まだまだ長く苦しい戦いが続きます。
疫病をきちんと封じ込めない限り、
ダラダラと自粛要請が継続しますが、
どういう増加カーブを描くかは、
専門家の予測が分かれています。
また、疫病の抑制に成功しても、
疫病が残した爪痕や傷跡は深く、
今後の世界と日本と経済トレンドに、
大きな影響を与えかねないことは、
前号メルマガ(第311号:4月5日)で、
いくつか深刻な事例を書いています。
こうした火種が燻り続けるうちに、
次に何かの衝撃が襲ってきたならば、
市場はまた大いに動揺するでしょうが、
そのきっかけには事欠かない状況です。
また、今回の「経済対策」によって、
財政不安の台頭は阻止できましたが、
看板とあまりにかけ離れたその中身は、
与野党、特に身内の与党の内部から、
強烈な不満の声を招いてもいます。
やがて新型コロナはトンネルを抜け、
世界活動は元の姿を目指すでしょうが、
それまでの「長期戦」を戦い抜けるかを、
よく点検しておく必要がありますので、
次号メルマガ(第312号:4月12日)で、
懸念される脆弱ポイントを分析します。
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