夏以降の内外情勢と日経平均をめぐる相場環境。
昨日の日経平均は6日ぶりに反発。
前夜の米国株の大幅上昇に、
日経平均も素直に反応しました。
中国が「米中協議」の継続を望み、
米国議会がメキシコへの関税に難色を示しと、
先週からの「貿易戦争」への警戒を、
ある程度、和らげるような材料もあり、
下げっぱなしに下げてきた日経平均も、
ようやく買い戻しに勢いがついています。
ただし、米国株の上昇をよくみると、
痛し痒しの要素があることも事実です。
今回はパウエル議長の「利下げ示唆」発言を、
米国市場が素直に歓迎しての話ですが、
「示唆」ではなく「実施」の流れになれば、
為替に警戒すべき圧力がかかることは、
市場参加者に広く認識が共有されています。
前号メルマガ(第267号:6月2日)では、
他にも為替を動かす要因に触れていますが、
実際、昨日も「円高」は多少止まったに過ぎず、
引き続き警戒を要するレベルにあるといえます。
また、永田町は誰もが皆、カレンダーを睨みつつ、
各種の日程シナリオに一喜一憂しており、
「解散風」が隅々まで吹き荒れていますが、
前号メルマガなどでも触れた通り、
まだ「結論ありき」の段階ではなく、
特に「大玉」が出せるかどうかは、
時間が経てば経つほど不透明になります。
期待される「大玉」が出せないようなら、
期待される上昇圧力とは別の力が、
国内から発せられる恐れがあることも、
市場参加者に広く共有されています。
昨日もまた新しい動きがありましたので、
次号メルマガ(第268号:6月9日)のなかで、
詳しくご紹介して分析をする予定ですが、
「選挙アノマリー」が発動するかどうかは、
もう少し判断に時間がかかりそうです。
買い戻しの発生に一喜一憂するのではなく、
夏以降の内外の情勢を冷静に分析して、
どんな相場環境になっているかを考え、
大きな流れを掴み取りたいところです。
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