米欧、英欧、日米、そして国内政局。
春の雪が降った昨日の日経平均は反落。
ただ、売買代金も膨らまなかったためもあり、
強烈な下げにもなりませんでした。
基本的に「様子見」が継続しています。
藪から棒に再燃した米欧の貿易摩擦が、
「悪い材料」として下げをもたらしましたが、
当面のところ新たな関税対象は大きくはなく、
今後もエスカレートしていくのかどうか、
もう少しを様子をみていきたいところです。
一方、英国のEU離脱は再延期されるのか、
欧州首脳会議の決定に大きな関心が集まります。
ＥＵ側も「合意なき離脱」の回避を考え、
再延期を受け容れる方針のようですが、
英国はまだ「条件闘争」をしているようです。
欧州首脳会議が「まさかの否決」をすれば、
市場が混乱するのは必至とみられるだけに、
「安心材料」を見るまで不安は残ります。
それから。
統一地方選も後半戦が事実上スタートし、
２つの衆院補選も火蓋が切られました。
前半戦の結果がいろいろと衝撃的だったため、
与党内、野党内の双方で地殻変動が始まり、
夏の国政選挙、そして安倍政権の「玉」に、
大きな影響を与えつつあるところです。
塚田国交副大臣に続き桜田五輪大臣が、
失言で更迭される不手際が出来し、
安倍政権には大きな打撃となったところに、
「日米協議」などの正念場も控えています。
日本独自の株価上昇圧力を創出できるかは、
国内政局の推移にかかるところも大ですので、
次号メルマガ（第260号：4月14日）のなかで、
最新の情勢をご紹介し、分析する予定です。
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