日経平均の大暴落と「下値余地」。
週明けの日経平均は大暴落。
先週末の「悪い材料」が日本市場を直撃し、
寄り付きから一気に下落してしまいました。
為替が1ドル110円付近でとどまったのは、
ひとつの「救い」といえましょうが、
前号メルマガ（第257号：3月24日）で指摘した、
条件がひとつ、ふたつと揃ったならば、
一挙に動く恐れも否定できませんので、
要注意であることは変わりません。
昨夜の米国株が一応、下げ止まり、
「円高」がストップしていることで、
今日は多少のリバウンドも期待できそうですが、
市場の関心は漠然とした「景気後退」だけでなく、
英国のEU離脱問題での次の展開や、
「米中協議」の決裂や白旗といった、
具体的な「次の材料」にも集まってもいます。
前号メルマガで確認した株価位置をみても、
日経平均の下値余地はたっぷりと残っており、
「悪い材料」というより「極端に悪い材料」も、
近日中に噴出する恐れがあるという状況では、
うかつに買いを入れるのはリスクもあります。
「危機が回避された」と明確に判断し得るか、
「十分過ぎるほど下げた」と判断されるなら、
反転上昇の機運は出てくるはずですが、
現時点ではそのどちらでもないと思われます。
月初からスリリングな「3月相場」でしたが、
土壇場の土壇場まで究極のレベルにまで、
手に汗握るような展開が続いています。
私達は、歴史上、まだ誰もみたことのない相場を、
おそらくは目撃している可能性もありますので、
そのつもりで情勢判断・分析に努めたいところです。
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